1962(昭和37)年、医療法人泯江堂油山病院を開設。常に精神科医療におけるさまざまな挑戦を重ねながら、本年60年目を迎えました。

沿革

泯江堂の屋号は、中国の詩人・杜甫(712~770)の「謾成二首」に由来し、”江”大河のように雄大な流れの如く、“泯”清らかな医療を末永く継承していく、という意味が込められております。以来、11代260年にわたり、泯江堂創始者の精神は現代にも息づいております

              
享保 8年(1723) 嘉穂郡内野宿の次右衛門夫妻の嫡子として文菴誕生
寛延 2年(1749) 3月15日、粕屋郡篠栗村にて文菴開業。泯江堂を屋号とする
寛政 3年(1791) 始祖文菴没 二世元澄後継
文化 4年(1807) 二世元澄没 三世春菴後継
文政 4年(1821) 三世春菴没 四世文亮興基後継
天保 2年(1831) 文亮、博多一の産科医宮本立生師より産科奥術免許皆伝
天保15年(1844) 文亮の嫡男文明、華岡青洲門下で頭角を現すも夭死す
弘化 2年(1845) 3月3日、文亮、黒田侯にその力量を認められ藩医として登城
嘉永元年(1848) 文亮没 五世玄曻一徳後継
慶応 2年(1866) 10月、五世玄曻一徳、黒田侯にお目見仰せ付けられ登城
明治15年(1882) 玄曻没 六世玄衆満直後継
大正 3年(1914) 玄衆没 七世大次郎後継
昭和24年(1949) 大次郎没 八世愛四郎後継
昭和25年(1950) 九世敏治泯江堂を継承す
昭和37年(1962) 3月 医療法人設立認可、油山病院開設認可(精神科病床80)、初代理事長 三野原敏治
4月 保険医療機関指定
昭和40年(1965) 1月 精神科39床増床、計119床となる
昭和41年(1966) 6月 精神科68床増床、計187床となる。2病棟スタート(39床)
12月 新館落成式典
昭和42年(1967) 6月 職員住宅建設
昭和44年(1969) 3月 内科7床、精神科1床増床、計195床となる
8月 内科21床増床(内科28床、精神科188床、計216床)
昭和45年(1970) 6月 精神科12床増床(内科28床、精神科200床、計228床)
昭和46年(1971) 4月 院内に託児所を開設
昭和47年(1972) 3月 創立10周年記念誌発刊
昭和52年(1977) 4月 創立15周年記念・新築落成記念
6月 2病棟増改築(53床)
昭和53年(1978) 1月 内科45床、精神科200床、計245床
昭和55年(1980) 7月 内科45床、精神科238床、計283床となり現在に至る
9月 湯布院保養所やまなみ荘落成
10月 コンピューター(ミツビシメルコム80)導入
昭和61年(1986) 8月 作業療法棟、デイ・ケア棟改築
9月 西本館、外来部門改装
昭和62年(1987) 2月 精神科作業療法承認
6月 精神科デイ・ケア承認
昭和63年(1988) 3月 患者家族会(あけぼの会)設立
12月 二代理事長 三野原和光 就任
平成元年(1989) 1月 三野原和光新理事長、経営理念を掲げる
11月 定床変更、内科45床、1病棟90床、2病棟60床、3病棟88床、合計283床となる
平成 2年(1990) 6月 医師・看護者のカルテ共用開始
8月 新聞「油山」創刊(年4回発行)
平成 3年(1991) 2月 新コンピューター(富士通HOPE3060)導入
平成 4年(1992) 4月 内科療養病棟基本看護1類 精神病棟基本看護料2類届出受理
11月 創立30周年記念式典および記念誌発行
平成 5年(1993) 11月 院内託児所を新築し「エンゼル保育園」と命名
平成 7年(1995) 6月 メンタルヘルスセンター新築
平成 8年(1996) 8月 院内感染防止対策(感防)243号届出受理
平成 9年(1997) 10月 介護老人保健施設からざステーション 開設
11月 訪問看護ステーションあいりす 開設
平成11年(1999) 6月 現法人本部棟に図書室を設置
7月 精神科デイ・ナイトケア(デ・ナ)第11号届出受理
7月 精神科ナイトケア(ナ)第11号届出受理
9月 居宅介護支援事業所 ケアセンターのぞみ 開設
平成12年(2000) 4月 精神障害者グループホーム「サンライズ荘」の開設
4月 看護補助加算届出受理 10対1、283床となる
4月 精神病棟入院基本料(3)届出受理 283床
平成13年(2001) 3月 精神科急性期治療病棟入院料(1)38床届出受理
平成14年(2002) 5月 新病棟建設予定地より遺跡出土、調査団による発掘調査
8月 院長三野原義光 就任
10月 医療安全管理体制の基準に係る届出
平成15年(2003) 3月 泯江堂中長期計画を発表
4月 執行役員制の導入
4月 泯江堂ネットワークシステム稼動
9月 北館竣工
10月 北館内覧会「40周年記念誌」発行
平成16年(2004) 3月 からざステーション介護サービス評価認証取得(3.22)
4月 広報誌「みんみんだより」の発行
平成17年(2005) 5月 外来棟全面改装工事完工
1月 介護療養病床8床を医療療養病棟床に転換
平成18年(2006) 4月 からざステーション介護サービス評価認証更新(4.27)
6月 総合事業計画書発表
10月 リハビリテーション部発足
12月 内科療養病棟・既存病棟改装使用許可
平成19年(2007) 4月 三代理事長 三野原義光 就任
9月 みんみん祭(法人文化祭)の開催(9.22)
平成20年(2008) 4月 病棟再編の実施(急性期60床、療養40床)(4.1)
5月 精神科療養病棟暫定届出(5.9)
6月 新経営理念発表
医療法人泯江堂ブランディングコンセプト発表
7月 からざステーション介護サービス評価認証更新(7.11)
平成21年(2009) 6月 ブランディングコンセプトおよび法人マスタープランの発表
平成22年(2010) 5月 精神療養病棟入院基本料1(40床)届出受理
5月 リワークプログラム(復職支援)を開始
6月 第2期ブランディングコンセプト発表
8月 医療安全対策加算2届出受理
平成23年(2011) 12月 デイケア全面改装
平成24年(2012) 3月 精神療養病棟入院料(40床)退院調整加算届出受理
4月 精神科救急搬送患者地域連携紹介加算届出受理
平成25年(2013) 3月 創立50周年記念行事開催、「創立50周年記念誌」発行
新東館増設工事の開始
「気分障害の方のためのデイケア」開始
10月 新東館竣工。「リハビリテーションセンター」として稼働
11月 北館別館(80床)増築工事の開始
平成26年(2014) 4月 電子カルテ本格始動
5月 急性期治療病棟医師配置加算届出受理
6月 北館別館増築工事の起工式
7月 地域医療連携部を設立。
平成27年(2015) 3月 法人全職員が認知症サポーターを取得
4月 泯江堂エンゼル保育園が福岡市の認可保育園となる
5月 新病棟竣工
北館1Fは、急性期治療病棟60床。2F・3Fは、精神療養病棟各60床として運用開始
病棟再編成により一般病棟58床となる
平成28年(2016) 5月 季刊誌「油山」を「みんみんプレス」としてリニューアル創刊
10月 光トポグラフィー検査機器を設置
11月 法人案内板・中庭に常設イルミネーションの設置
平成29年(2017) 4月 泯江堂法人中長期計画発表
4月 救急病棟設置委員会および認知症連携強化タスクフォースの設置
5月 介護老人保健施設からざステーション外壁工事を実施
7月 法人全部署対象の目標管理制度スタート
8月 泯江堂エンゼル保育園の定員拡大と拡張工事
10月 介護老人保健施設からざステーション設立20年を迎える
油山病院CT機器を導入
11月 油山病院が応急入院指定病院に指定
平成30年(2018) 2月 認可病床数283床を280床に変更
北館2Fを精神療養病棟55床(5床減)、精神科一般病棟60床(2床増)
4月 病棟再編成により、北館1F・3Fは精神療養病棟 各60床、2Fは急性期治療病棟55床として運用
修正型電気けいれん療法(m-ECT)を開始。
6月 精神科急性期治療病棟を精神科救急病棟とする算定を開始
7月 精神科救急入院料1届出受理
10月 訪問看護ステーションあいりす24時間365日体制開始
11月 居宅介護支援事業所ケアセンターのぞみ 新事務所開設
令和元年(2019) 7月 「シナプソロジー研究所」登録の医療機関となる。
令和2年(2020) 4月 院長入澤誠 就任
8月 精神科急性期治療病棟入院料(19)60床届出受理
令和3年(2021) 1月 在宅事業推進本部を設立
4月 併設介護老人保健施設からざステーション 施設長に稲津佳世子就任
令和4年(2022) 4月 精神科救急急性期医療入院料1医師配置加算1、精神科救急医療体制加算3を届出受理